この記事はこれの続きになっております。
ネタバレありですので、気にする人はブラウザバックでお願いします。
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しっとりのオープニングから、ポップな「ハムスター」で一気にノリまくる会場。
この後に「feel a heartbeat」とハンドクラップがしっくりくる曲が続くので、
自然とアイドルライブ的なノリではない流れが出来上がる。
そういった意味でもセットリストが良く練られているなと思いました。
それから彼女はブログで
「横アリのDVDを何回も観て来て」とお願いしていた意味を改めて理解。
私はBlu-rayの音源をmpg音源に変換して何回も聴き返していたのですが、
やはりファーストインプレッションの感動が薄れるにつれ、歌のアラが見えてくる。
まだまだオリジナル曲の歌い込みが足らないなと思う部分もあった。
しかし新幹線の中で通して音源を聴いて、直後にこのコンサートで同じ歌を聴くと、
明らかにその「アラ」を感じる部分が減っていてとても良かった。
0.5のパンフレットによれば、彼女はvol.0の時に
「ソロ曲がももクロ曲に負けた」と感じ、
場数の差を埋めるために、毎日ソロ曲を歌うようにしていたと語っています。
この1年間積み重ねた成果が、この日の歌唱に見事に現れていたのではないでしょうか。
とにかくこの3曲でしっかり観客の心をつかめていたと思います。
ここからMCを挟んで歌われたのは、新曲「遠吠え」。
しかしもも滑舌のために、曲名が不明瞭で歌詞で確認するまでわからなかったです

こちらは「愛されたくて」と同じく
風味堂さんが提供の大人でJazzyな曲。
おそらくはvol.0に合わせて「愛されたくて」と共に最終候補に残っていた曲と思われます。
vol.0.5のパンフレットにて
「もう一つのもいつか絶対に歌います」と宣言していましたしね。
やはりJazzyで格好良く仕上がっている曲で、
この日のウェービーなボブヘアーにして、見た目も大人っぽくなった杏果にピッタリの曲でした。
ただ、後に披露される「愛されたくて」に比べると完成度はもう一つといった所。
やはり先程も書いたように、歌いこむことによるブラッシュアップが必要だなと感じたのでした。
逆に言えばvol.0と違い、ツアーとして約1ヶ月に渡って5回公演が行われるのですから、
新曲の完成度を千秋楽までに、どれほど上げられるかが期待できる点と言えるでしょう。
「遠吠え」を歌った後には、舞台後方からLEDライトの光るドラムセットが登場。
なんと「教育」をドラム演奏しながら披露するというチャレンジで驚きました。
なにせこの曲、出だしから
「ダダスタンタダダスタンタタン♪」と難解なリズムで始まりますから、
ドラムをまともに叩きはじめて2年ほどの、初心者に毛が生えた程度の杏果には相当難しかった筈です。
(しかも村石さんはドラムを叩かず、タンバリンを叩いてた)
しかし落ち着いてリズムをキープ出来ていたし、ダンスは踊れなくとも歌はめっちゃファンキー!
Cメロの
「広い世界 ラララー」のパートの、めっちゃくちゃ難しいシンコペーションでは、
さすがにドラムがバタついてしまって苦しかったですが、全体的に凄く格好良かったですね。
歌やピアノだけではなく、ドラムでもしっかりとした進歩を見せることができ、
在日ファンクの力がなくとも、有安杏果なりの「教育」で観客を魅了していたのでした。
<つづく>さてと、AYAKA-NATION観なくてわ
