メンバーもファンも最高に楽しそうにバカ騒ぎしていて、いつ見ても涙ぐんでしまいます。
他と比べても、メンバーの弾けっぷりが格別です。
それだけのことなので、書くこともないかと思いながらも、書きます。

2011年8月20日によみうりランドオープンシアターEASTで行われた「サマーダイブ2011 極楽門からこんにちは」は、芝生席まで解放して約6000人を集客して、過去最大規模のライブになりました。
伝説のZEPP TOKYO3回回しから1ヶ月半、「Z」になってから最初の大舞台。
そして、最初の「夏のバカ騒ぎ」でした。
メンバーは汗だくになり、青春真っ盛りな感じでした。

このライブの特長として、まず、野外の開放感がありました。
そして、ライブの進行と共に、だんだん日が暮れていって、趣がありました。
夜になってからは、ライトによって赤く照らされたメンバー、ステージが、独特の高揚感をもたらしました。
また、このライブは曲の半分は、ヘッドセット型のマイクで、ハンドマイクなしのハンズフリーで行いました。
つまり、両手を自由にダンスで表現できる形なので、いつも以上に大きな表現ができて、解放感のある、自由な感じがしました。
衣装はシンプルなものが多く、機能的で、装飾性の少ない、あまりアイドルらしくない感じでした。
それで、素のメンバーがパフォーマンスしているような感覚がありました。
そして、何よりメンバーが楽しそうにしていました。
楽しそうというより、何と言うか、自分自身を完全に開放しきった感じ。

アンコールで「コノウタ」に続くラスト曲が「ツヨクツヨク」でした。
時間の都合でこれ以上できない状態でした。
アンコールでの衣装はシンプルこの上なく、上下が白で、ショートパンツ。
「コノウタ」が終わると、ハンドマイクを捨てて、夏菜子が「最後はこの歌、みんな、歌いまくるよー! ツヨクツヨクー!」と言って始めます。
メンバーは、片手でずっとタオルを持って(振り回して)のパフォーマンスになりました。
これも、なんかいい感じです。
この曲では、マスクをつけたダンサー6人が参加しました。
最初の「強く強く…」のコーラス部分から、ダンサーと一緒になって楽しむメンバー。


そして、「走り出そう 明日のために」で、最初にタオルを投げ上げた時に、ダンサーはマスクをとって一緒に投げ捨てます。
これが結構、感動的です。
悪役マスクを捨てて素顔を出したダンサー。
メンバーもダンサーも素の人間になって一緒に踊る感じ。
「上辺ばかり気にして」の時には、11人が一緒にならんで肩に手を掛け合って踊ります。


最初の夏菜子ソロの最後の部分、「…駆け抜けて夢の大平原」で両手を大きく開いて、楽しさを爆発させた夏菜子の表情が最高です。

「いつかあなたへと届けたい」では、両手を上げて何度もジャンプするメンバー。
ファンを盛り上げ、一体となって、すべてを忘れて、最高の楽しさに向けて、今の最高に向けて、最高のバカ騒ぎへと一挙に登り詰めるぞ、という感じ。

2回目の夏菜子ソロの最後の部分、「…いつも今と目を合わせて」でも、夏菜子の表情は、また最高の笑顔です。

そして、「強く強く心に刻む」で、紙吹雪バズーカ(キャノン砲テープ打ち)が炸裂。
続いてメンバーが、客席への張り出し部分から、強力水鉄砲を客席に向かって打ちまくり。
メンバー、客席が一体になって、バカ騒ぎ…
その圧倒的な、ハジケっぷり…
その圧倒的な、祝祭感…


そして、最後の完全燃焼感…


ももクロのライブの本質、その楽しさの要素が、究極まで突き詰められた瞬間。
それが、極楽門の「ツヨクツヨク」だったと思います。