ぁぃぁぃとひなたとアイドル | ももクロ→エビ中→東北産の魅力

ももクロ→エビ中→東北産の魅力

ネバーランドの住人、
永遠のトキを生きる
自然体の魅力。
ももいろクローバーZ論
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ぁぃぁぃとひなたは、エビ中のツートップだと、ずっと思っていますが、この二人は、対照的ですよね。

以前からそんなふうに書いてますけど、最近読んだ2誌のインタビューでも改めて感じました。




ライブ中、一番見事な笑顔を見せているのは、エビ中ではひなた、ももクロでは夏菜子だと思います。

彼女たちの笑顔は、どれくらい自然なもので、どれくらい意識したものなんだろう、とずっと思っていました。

雑誌「Overture」のインタビューで、ひなた自身がこの答えになる発言をしていました。

「(ライブ中)私、本当に楽しくないと笑えないから、笑っている時は本当に楽しいからですよ」

まあ、そう信じようとしていたんですが、そんなに笑顔でいれるものだろうか、と凡人の私は思っていたわけです。


pic:natalie

日経エンタの「アイドル Special」のインタビューでは、自分のキャラについて答えています。

「研究の結果、前と同じ末っ子キャラだと分かったので、この道を突き進みたいです」

その理由は、落ち着きがなくて、じっと座っているのが苦手だからだと。


ひなたは、意識してこう振舞おうとか、自分をこう見せようとか、そんなふうにはあまり思っていないようですね。

ひなたにとっては、素のままでいること、素の感情を表現することが、「柏木ひなた」というアイドルであることなんだと思います。

当ブログの表現で言えば、ネバーランドの住人で、自然体アイドル、ですね。

スキルアップしたい、という目標像はあっても。





一方、ぁぃぁぃは、「Overture」のインタビューで、自分のアイドル観を答えていて、とても印象的でした。

「みんなもともとは普通の女の子なんだけど、“アイドル”という立場に立つからこそ、キラキラ感が生まれるのかなって」

「アイドルって大変なこともほんとうに多いけど、それを表に出さずに、笑顔を絶やさず…」

「それを貫けるアイドルは、自分でやっていても思うんですけど、何よりも強い存在になれると思うんです。無敵っていうか、アイドルは何にでもなれる、何でもできちゃうヒーローになれる」

ひなたとは、違う考え方ですね。
「アイドル Special」では、アイドル「ぁぃぁぃ」についても答えています。

「「ぁぃぁぃ」は自分自身でもあるけれど、自分の中にある自分の理想に近い人でもあって、自分の中の「ぁぃぁぃ」像に近づきたくてやっている部分があるんです」


pic:natalie

あいかは、しっかりした自分の「アイドル観」を持っていますね。

彼女にとって、アイドルは、「なるもの」です。
そして、彼女は、自分にとっての理想像「ぁぃぁぃ」になろうとしています。

「ぁぃぁぃ」は「素」のままではないけれど、かと言って「演じ」ているのでもありません。

彼女は「ドルヲタ」でもあって、アイドル研究家のようでもあります。
そして、以前も書いたように、彼女は、「エビ中のアイドル ぁぃぁぃ」と「素の廣田あいか」と、「芸能人としての廣田あいか」を区別しながらも、「ぁぃぁぃ」になること挑んでいるんでしょう。

だから、彼女は、「絶対アイドル」とも、「メタアイドル」とも違いますね。

美怜とはちょっと違う「アイドル道」、「ぁぃぁぃ道」を歩む存在。




彼女は、廣田あいかにとっての「ぁぃぁぃ」が、佐々木彩夏にとっての「あーりん」と似ていると思っている、と言います。
でも、違う点もあると思います。

ももクロもエビ中も、自然体という性質を持っています。

でも、ももクロは「アイドル」に対して意識的に傾(かぶ)くような、特殊なアイドルです。

それもあって、「あーりん」は「絶対アイドル」なのに、「ももクロ」にいる時は、「ももクロのアイドル」を演じる「メタアイドル」にならばければいけません。

でも、エビ中は、少なくともメンバーは、「アイドル」に対して、自分たちなりの「アイドル」でいい、という感じの自然体です。

だから、廣田あいかも、自然に、彼女なりの「ぁぃぁぃ道」を歩めるんでしょう。