2014年10月13日。
あーりんのブログの画像から
この妄想は始まりました。


ちょうど 秋から冬にかけ
たかっぎーや ぜっと君帽子を
作ったり 道中記を書いたり
色々楽しんでいたので 
後回しになってしまいました。


年明け早々ですが
少しだけ去年に戻って
お付き合いください…m(_ _)m



尚、あーりんの心の声は
ピンク色で表現しています。


では よろしくお願いします。
✨✨✨(//∇//)ノ✨✨✨
(久々の妄想で赤面してます)




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【 昼寝☆あーちゃんside】



まだ暑さが残る東京都。10月11日に 行われるドリームフェステバルに向けてレッスンをする5人。セットリストの順で 本番の動きを確認しながら10曲歌い終え この日のレッスンは 終わった。次の仕事に移動するまで ひと時の自由時間を過ごしていた。


れには 疲れたのか 早々と横になり 間も無く静かになった。夏菜子と詩織は 新しく発売されたお菓子を探しに 近所のコンビニに マネージャーの古屋と出かけて行った。杏果は ブログを書いているのか ずっとスマホをいじっている。彩夏も しばらくスマホを眺めていたのだが ほどなく飽きてしまった。「飽きた」というより「集中できなかった」という方が 正しいかもしれない。いつの間にか 彩夏の視線は 白いタオルケットに包まっている れにに向けられていた。

れにちゃん…寝ちゃったのかな。

ますます れにの事が気になる。彩夏は そんな気持ちを紛らわせるように 杏果に ちょっかいを出した。杏果は スマホを見たまま 時々 相手にしたり 笑ったりしていた。しばらくの間 そうしていたが 気持ちが満たされず 彩夏は 杏果に ガバッと抱きついた。彩夏の扱いには慣れている杏果であったが もの凄い圧力に負けて スマホを置き 相手をし始めた。しかし 間もなく 母親から電話が入り 杏果は 部屋の外へ出て行ってしまった。彩夏は 少しだけクチを尖らせ しばらくドアを見つめ 待っていたが 退屈なあまり 何回も大きなアクビが出ては 手で覆い隠していた。

ちょっとだけ 寝ようかな…。

彩夏は そっと れにの側へ移動した。れには あっちを向いて寝たまま 動かなかった。彩夏は 寝ている れにの横に座った。

本当に れにちゃん…寝ているんだ…。話し掛けて起こしちゃったら……きっと 怒るよね…。

れにの寝姿を じっと見ている彩夏。その時 れにが寝返りを打ち 不意に手が 彩夏の足に当たった。

れに「…ん…ごめん。」
彩夏「私こそ ごめん。……ね、れにちゃん…私も ここで寝ていい?」
れに「…いいに決まってるじゃん。」

彩夏は 嬉しそうに微笑むと そそくさと横になった。重力が分散された体を伸ばし 目を瞑る彩夏。しかし リラックスした体とは正反対に 心がソワソワし始めた。

あ~っ、全然眠れない!!  れにちゃんが近くにいるのに 落ち着かない!! …いや、れにちゃんが近くにいるから 落ち着かないのかなぁ…んもう…。

モゾモゾ動く彩夏が気になるのか 再び寝返りをする れに。彩夏は 寝ている れにに 聞こえるか聞こえないかというくらいの小さな声で話し掛けた。


彩夏「…ねぇ、れにちゃん…。」
れに「……ん?」
彩夏「……寝てる?」
れに「……うん。」
彩夏「タオルケット…入っていい?」
れに「……いいよ。」

彩夏は ニッコリ微笑むと れにが包まっているタオルケットの中に そっと 入り込んだ。

あ~っ、なんか嬉しいっ♪ れにちゃん 寝ているから 静かにしなきゃだけど ワクワクしちゃう…ウフッ♪

彩夏は 嬉しさが溢れ出ないようにするのに 必死だった。れにの睡眠の邪魔になったら 多分 追い出されてしまう。しかし 時折 抑えきれなかったワクワクが タオルケットを揺らしていた。彩夏が 何をしているのか気になった れにが ゆっくり彩夏の方を見ると 彩夏は ニコニコしながら れにの事を見ていた。れには 微笑み返すと 再び目を閉じた。彩夏は 頭に浮かんだ言葉を考慮することなく言ってしまった。

彩夏「くっついてもいい?」
れに「……いいよ。」

彩夏は れにの肩元に おでこを当てた。れにの髪は シャンプーの香りがした。

いつもなら こんな風に くっついたら 追い払われるのに 今日の れにちゃん…すっごく優しい♪ ウフッ♪  寝ぼけているのかな♪ …ウフフッ♪

彩夏は さらに楽しくなり その気持ちはタオルケットを また時折 揺らした。今の れにになら どんな お願いをしても 聞いてくれるような気がした彩夏は 思い切って もう少し話し掛けてみることにした。

彩夏「ねぇ、れにちゃん…、今年のハロウィンのパレードの時…なんでもいいからさ、一緒に 何かやろうよ。」
れに「………いいよ。」

彩夏は 喜び叫びたい気持ちを 押し殺した。れにに 追い払われないように 1度大きな深呼吸をして 小さな声で言った。

彩夏「……ありがとう。」

うわ~っ♪ 何のコスしようかなぁ~っ♪ 今すぐ れにちゃんを叩き起こして 相談したいけど…今 そんなことをしたら 「やっぱりしない!!」って 言われちゃうかもしれないし…。ここは ジッと我慢しよう。…てか まだ このままで居たいし……。

彩夏は 静かにしているつもりだったが 高鳴る鼓動を抑える事は出来なかった。心臓の音が れににまで聞こえそうで 両手で胸を押さえた。自分のトキメキを自覚すればするほど その鼓動は 大きくなっていった。彩夏は 冷静になろうと 必死だった。れにの肩から おでこを外し また何度か 深呼吸をした。少し落ち着いた彩夏は 天井を見つめ 考え事を始めた。

双子コーデ? ん~、ハロウィンパレードだから なんかこう…もっと深い意味があるものにしたいな♪ 

……ちょっと待って!  れにちゃん…今 寝ぼけているかもしれないんだよね。 起きたら「そんな約束してない」とか言いそう。…なんか約束した証拠、残せないかな…。

彩夏が 色々考えていると 今度は れにが 彩夏の頭に 側頭部を押し当ててきた。れにが 寝ていないことを確信した彩夏は 思い切って話し掛けた。

彩夏「ねぇ…写真撮ってもいい?」
れに「……いいよ。」



\パシャッ/
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彩夏「もう一枚…。」



\パシャッ/
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彩夏は れにの返事も待たず もう一枚写すと 嬉しそうに れにの顔を見てニッコリと微笑んだ。すると さっき たくさん出たアクビのせいか 涙がこぼれたので 慌てて指で拭い もう一度…今度は柔らかな微笑みを浮かべ れにに くっついた。

彩夏「……手…繋いでもいい?」
れに「………。」

れには 目を閉じたまま返事をしなかった。彩夏は 自分が発した言葉を 少し後悔した。

……あれ?…寝ているのに 色々話しかけたから 怒っちゃったかな…。今なら 何でも「いいよ」って言ってくれると思ったのにな…。

彩夏は 瞬く間に顔を曇らせ れにから そっと離れた。次の瞬間 右手を掴まれ 彩夏は ビクッとした。れには 目を瞑ったままだったが しっかり 彩夏の手を握っていた。その手は とても あたたかかった。

あぁっ…れにちゃん…。

彩夏は もう一度 身を寄せ れにのあたたかさに包まれながら スーッと眠りについた。その顔は 安心して眠る子供のようだった……。






            あーりんside・完 




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…はい、2015年も
相変わらず変態です❤️(//艸//)💦


「あーちゃんside」ということは
同じ場面の「れにちゃんside」も
有ったりします…(^◇^;)>💦


新年早々 私 1人で楽しんでいたら
ごめんなさいね!(^艸^)=3


\キャーーッ 恥ずかしい~♪/
      ε=ε=ε=┌(≧∇≦)┘